蔵元直伝|美味しい燗酒に「ぴったりな日本酒」とは

Çお知らせ蔵元直伝|美味しい燗酒に「ぴったりな日本酒」とは

燗酒の魅力は、温度変化により日本酒の味わいが深まり、新たな表情が現れる点にあります。温めることで旨味や風味が引き立ち、香りが豊かに広がり、口当たりがなめらかに変化します。

季節や気温によって楽しむことができ、料理との相性も向上します。様々な温度帯や燗酒のバリエーションを通じて、日本酒の奥深さを探求することができます。燗酒は日本酒愛好者にとって、新しい酒の楽しみ方を提供し、贅沢なひとときを演出します。

ではでは、実際にどのような日本酒が熱燗に合うのでしょうか?


蔵元直伝 燗酒に「ぴったりな日本酒」とは

それでは、どんなお酒が燗酒にぴったりなのかを解説してゆきます。主に2つの要素が重要と考えます。

 

1. 香(吟醸香)が控えめなお酒がぴったり

日本酒は特定名称酒と呼ばれる国が設定した分類がありますがそれとは別に、利き酒師認定を行っている「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)」が提案する4つの分類を使用してご紹介いたします。

縦軸が香りの強弱を示し、横軸が味わいの濃淡ををあらわしています。日本酒を大きく4タイプに分類。それぞれの特徴を知ることで、自分の好みの日本酒や気分に合わせてお酒選びが出来る便利表です。

香り(吟醸香)が控えめまたは無いものが燗酒に適していると考えるので、この表では「爽酒」または「醇酒」が適しています。

これらの日本酒が熱燗に向いている理由は、醸造時の「酵母」にあります。酵母の種類によって香りや味わいが変わるためです。「爽酒」や「醇酒」は香りが控えめで、旨味が濃厚または淡麗な特徴を持っています。

2.15度前後の アルコール度数がぴったり

熱燗に適した日本酒はアルコール度数が程よいことが重要です。15度程度が飲みやすく感じられるアルコール度数であり、18~20度近辺の高い度数の日本酒はアルコール感が強すぎる可能性があります。また、加熱時に揮発しやすいことも考えられ、結果として燗酒には一苦労することが考えられます。

原酒は特に高いアルコール度数のものがありますが、飲みやすさを考えると15度程度が良いでしょう。

以上が、熱燗に適した日本酒の特徴や選び方に関するポイントです。

 

◆酒蔵直伝 燗酒に最適! 舩坂の日本酒


ではでは、舩坂酒造店の日本酒ではどの銘柄がぴったりなのでしょうか。定番商品の3商品をご紹介いたします!

1.深山菊秘蔵 特別純米

◆深山菊秘蔵 特別純米 1800ml ◆深山菊秘蔵 特別純米 720ml
≪燗酒にして美味しいお酒は造れないものか…≫と舩坂酒造店の当主が平岡杜氏に相談を持ち掛けたのがきっかけで醸造された舩坂酒造店の【深山菊秘蔵 特別純米】です。

岐阜県産の酒造好適米【ひだほまれ】を旨みが出るように60%精米に留めて、岐阜県が開発しております【G酵母】で醸し出すことにより、コクのある深山菊の銘柄コンセプトを踏襲しながら、キレが良い純米酒となりました。蔵元推奨は「ぬる燗」です。

2.飛騨の甚五郎 上撰

◆飛騨の甚五郎 上撰 1800ml ◆飛騨の甚五郎 上撰 720ml
その名工の名の如く、シャープな切れ味を実現しながら岐阜県産の「ひだほまれ」を使用して、精米歩合を70%に設定した「スッキリ辛口の本醸造酒」です。蔵元推奨は「熱燗」です。

3.深山菊 上撰

この【深山菊】は舩坂酒造店すべての日本酒の基となるお酒です。創業より大切にしてきましたこの味。【甘辛中庸にして芳醇な深山菊】昨今の吟醸酒ブームとは別で、大衆的且つ不変的な味を守り続けてきました。ランクは普通酒ですが、一番神経を張り巡らせて醸造したお酒でもあります。気取らず・飾らず楽しんでください。また、個人的にはぬる燗が非常におススメ。

◆深山菊 上撰 1800ml


最後に

燗酒でも楽しめる日本酒は当然、「冷やして」「常温」でも楽しめるように作られているお酒でもあります。必ず燗酒で飲まないといけないという事ではありません。たとえば「上撰深山菊」は2020年ワイングラスで美味しい日本酒アワードで「金賞」を受賞している経歴を持っている銘柄でもあります。

自分好みの温度で楽しくお酒を飲んでくださいね。以上、是非参考にしてみてください!

それでは、今夜も地酒で乾杯!!

そしゃそやぞ

通販サイトへ