酒造り 記事一覧
27日目
2015年2月16日
今朝もよ?く冷え込みました!
こちら、舩坂酒造店より徒歩3分、
高山の観光名所 赤い「中橋」です
寒さで顔が痛いくらい冷え込んでいますが、
今日はいいお天気の1日になりそうですよ?
さて、先月半ばにお伝えしました「大吟醸四ッ星」の仕込み↓
http://www.funasaka-shuzo.co.jp/blog/2015/01/post-94.html
今日で仕込み27日目を迎えます。
以前よりもいい香りがしてきました!
しかし、ここ何日か冷え込みの激しい日が続き、温度管理が大変です。
発酵中に一番気を遣う温度調整。
この寒さ厳しい冬。自然の力にはやはり敵いませんが、
その中でもなんとか温度を保ち、発酵が止まってしまわないよう
ただならぬ神経を使いながら日々の酒造りを進めます。
その年のお米の出来も、冬の気温も、全てが交わって
ひとつのお酒が出来上がるのですね
隣のタンクでは、仕込み10日目の「大吟醸四ッ星」が、
シュワシュワと元気に発酵しています。
同じお酒でも、なんだかちょっと違うのです
同じお米やお水で造られるのに、不思議なものです。
兄弟みたいですね
命の水
2015年2月 3日
今日は、舩坂酒造が酒造りに使う「お水」の話を。
先日、大きなタンクを乗せたトラックが到着!
そうです、このタンクの中に仕込みに使うお水が入っているのです。
しかしこの水、一体どこからやってきたのか。
みなさんご存知でしょうか、「飛騨数河峠タンナカ高原」の湧き水
この湧き水、とても有名なお水
各地からこのお水を求めてたくさんの人が足を運ぶそうです。
舩坂酒造はこのお水を酒造りに使用しております。
この日、蔵人達がその水を汲みに数河峠まで行ってまいりました。
各部署スタッフも「水がきた」と聞きつけ様子を見に・・・。
酒造りは、みんなワクワクするものです。
さぁ。汲みたて新鮮なうちに、仕込み蔵へ!!
トラック上のタンクにホースを繋ぎ・・・
レストランの横道を通り・・・
工場の前を走りぬけ・・・
見えてきました、仕込み蔵。
巨大なサーマルタンクへ
酒造りの鍵となる「水」、杜氏もチェックします。
「きれいな水です。きれいな酒ができます。」
飛騨が生んだ自慢の「水」、大事に使わせていただきます。
酒蔵クイズ答え
2015年2月 1日
おはようございます!
今朝もよ?く冷え込んでいる飛騨高山です
さて、早速先日のブログにてお出しした酒蔵クイズの答えの発表を♪
クイズの内容は、
【この道具の名前は一体なんでしょう】というこてでしたが・・・
正解は、
『暖気(だき)』 でした
この暖気の使い方はといいますと。
酒造りの工程にて、酒母を培養させる時にちょうどいい温度になるよう、
お湯を入れた暖気を酒母のタンクに入れ、温度調節をするそうです。
実はヒントに【杜氏が「だき」かかえています】と挙げておりましたが、
酒蔵によっては「抱き樽」とも呼ぶのだとか
酒造りには様々な道具が使われますが、同じ道具でも、
それぞれの蔵元によって呼び方などが違うので
そこもまた面白いのです
現在行われている「酒蔵めぐり」などでも、各蔵元さんの杜氏を見つけたら
何か面白いお話が聞けるかもしれません♪
「暖気」以外にも、このようなアンカを使って温度を管理するときもあるのだそう。
「これは何ですか?」
「これは?」
「じゃあこれは?」
杜氏を質問攻めにしているこの冬です。
最後に、今日の癒しの1枚。
皆様、良い休日を?♪
★ひだ舩坂酒造店、「ひだっちブログ」 始めました!
こちらもどうぞ!http://funasaka.hida-ch.com/
期待の星
2015年1月30日
昨日幕を閉じた「酒蔵めぐり」in舩坂酒造店
この1週間酒蔵ガイドをしてくださったみなさんです
毎日沢山のお客様に、丁寧に酒造りの説明をしてくださいました。
冬の寒い蔵の中はガイドさんの笑顔と元気な声で暖まりました
ありがとうございました
素敵なガイドさんたち、今は平田酒造さんで会えますよ?!
酒蔵めぐりで連日蔵が賑やかな中、大きなタンクの中では発酵が着々と進んでいます。
特別大吟醸【四ッ星】
↑とってもフルーティーな香りがしてきました!
【純米吟醸深山菊】
「しゅわしゅわ?」という音と共に、大きな泡のぶくぶくが
このぶくぶく、大きな泡が出来るほど、おいしいお酒にしあがるのだとか・・・
酒蔵めぐりの賑わいを喜んでいるかのようにぶくぶくぶくぶく!
隣のタンクの四ッ星に負けじとぶくぶくしているのでしょうか。
どのお酒も舩坂の期待の星です
出来上がりが楽しみですね♪
本日の酒蔵クイズ
杜氏が抱えているこの器具、なんという名前でしょうか?
(この中にお湯を入れて酒母を暖めます)
☆ヒント☆杜氏が「だき」抱えています!!!
分かったあなたは日本酒通
今年もやってます!!
2015年1月20日
毎年、この時期になるとやってくる
『特別大吟醸四ッ星』の仕込み作業。
精米歩合40%の山田錦(酒米)を蒸し、さらし、
カチコチになった蒸し米を人の手でほぐす作業です。
この大吟醸四ッ星に限っては、毎年レストランのフロアを全て使って作業を行います。
もちろん!
窓という窓や入り口は全て開放!!
極寒の中で作業を進めます。
スタッフの着込み様といったら!
何枚カイロを貼ってきたか競うのも毎年恒例(笑)。
平岡杜氏、いつも以上の真剣な眼差しでお米と向き合います。
この寒さの中での作業、『手がかじかむ』という言葉では足りないくらい・・・
なんと表現したら良いのか。
冷たくて手が痛みます。です。
大吟醸四ッ星の出来上がりが今からとてもとても楽しみです
この年に数回しか行われないこの光景を見られたお客様はラッキーですね☆
明日21日も味の与平は仕込み作業の為お休みさせていただきますが、
売店は通常通り営業しております!
大吟醸四ッ星の仕込み、見られるチャンスですよ?!
合わせて『杜氏の手』も公開中♪